Thursday, November 17, 2016

IIMA life #9 振り返り

ナマステ!

最近は涼しいどころか、少し肌寒くなってきました。特に朝は、バスタオルを掛け布団の代わりにしているせいでもありますが、凍えながら起きています。シャワーも日中に入らないと寒くて厳しいです。

遅くなりましたが、昨日やっと重めのプレゼンが終わり少し余裕ができたので、僕が今思っていることや印象に残ったことを振り返りたいと思います。

1、3か月留学に行ったところで人生観、価値観が変わるわけない
僕がインドを選んだ理由の一つは、先進国でない場所で生活したら、自分の考え方が変わったり、これからの生き方に影響を与える何かに遭遇できるのではと期待していたからです。残念ながら、そんなことは全くありません!
インドでは、「ああ、こういう世界もあるんだなぁ」と思うことはたくさんありました。インド人の生活、時間感覚、考え方など、自分とかなり異なるものに触れることで、自分の中で受容できる範囲は広がったような気もします。しかし、結局のところ僕は、日本というレンズを通さずにはインドを見られていませんし、これ以上長く過ごしたとしても、このレンズが壊れることはないだろうと感じました。それはそれで、自分の日本人らしさを認識できたという意味でよかったと思っています。

2、"Indian DNA is survive! We are cockroach!!!"
インド人の友達の一人が僕に言った言葉です。これがこの3か月弱で最も印象に残っている会話です。
中国人と同様に、地域によっては中国人以上に、インド人は世界中に進出してコミュニティを築いています。まず英語が話せるので、英語圏には行くのがメジャーです。シリコンバレーのスタートアップの多くはインド人によるものと言われています。またアフリカにも多くのインド人が移り住んでいるそうです。日本でも、一部の地域ではすでにインド人コミュニティができており、これからもっと増えることが予想されます。
このように、どんな場所でもインド人は適応してみせるという意味で、彼は「俺たちはどこでも生き残るDNAを持っている。俺たちはゴキブリだ」と言ったわけです。
さて、日本人はどうでしょうか。

3、始めるのは遅いが(せいで)、決めるのは速い
インド人のグループワークのスタイルは、課題の重さにもよりますが、基本的に「前日の夜に始める」です。僕は、「自分にはプレゼンの練習が必要だから、もっと早く始めてくれ」としっかり伝えているので割と早めに始められていますが、グループによっては24時頃から準備をし始めることも少なくないみたいです。
KBSでは割とじっくり時間をかけて話し合いをして、プレゼン資料を作ることが多いと思います。IIMAでは、短時間のミーティングを1回行い、バンバン決めてしまいます(というか前日夜ですから決めざるをえない)。それでそれなりのものができるので、能力が高いのでしょう。短時間で終わるという意味では効率が良いですし、ここは見習いたいですね。

4、インドは危険なところではない!
日本では女性のレイプ事件などが報道されていて、危険なイメージを持っている人が少なくないと思います。確かに女性の一人歩きはやめたほうが良いのでしょうが、夜遅くに外を歩いても危険を感じたことは今まで一度もありません。むしろ、普通に生活しているインド人は温和で良い人たちです。困った時には色々助けてくれたりもします。
ただし危険じゃないというのは、銃で撃たれたりすることはないという意味です。観光地のタクシーとかオートリキシャーのドライバー、店員にぼったくられたり、騙されたりすることは日常茶飯事です。笑 彼らは数語の日本語を使ったり、これまでの日本人客にコメントを書かせたノートを見せたりすることで信頼を勝ち取り、高い値段を突きつけてきます。それでも脅されたりすることはないですし、交渉も可能です。
とにかく言いたいことは、インドはそんなに危ないところではないということです!お金を少し高く払えば(日本人的にはそこまで高くない)、普通に快適な旅ができますので、ぜひ一度観光に訪れてみてください!


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