Hola! IE Business School に留学しております放蕩者です。
本日初めての授業を受講しました。コース名は『ADVANCED NEGOTIATION WORKSHOP』です。今となっては、教授や生徒の英語もまともに聞き取れず、交渉学のアドバンスコース、しかも、ワークショップなので毎回の授業でバディを作り、シュミレーションするというコース名の通りの内容の授業をなぜ履修をしてしまったのか?と後悔しております。唯一の救いは、教授が日本に好意を持っているため、それだけを頼りに残り9回の授業を乗り越えようと思います。
さて、お待たせしました今回のミニ国家は、世界最小のミニ国家である『バチカン市国』について、実際に行ってみた感想も含め報告します。
バチカン市国 概要(出典:外務省基本データ)
①一般情報
・面積:0.44平方キロメートル(日本の皇居は1.15平方キロメートル)
・人口:809人(2016年4月)
②政治体制
・政治:バチカン市国委員会が統括し、市国政庁が執行
・共同元首:ローマ法王(立法、行政、司法の全権を行使)
③国防
・軍は存在せず、スイス衛兵が法王身辺と法王宮殿を、市国警察がその他警備に当たる
④経済
・主としてイタリアを始めとするEU諸国からの輸入に依存。
・2014年の法王庁財政収支は2562万ユーロの赤字であった
・ただし、歳入、歳出の数値は発表されていない
何と言ってもこの国のユニークな点は、世界に12億人以上の信者を有するキリスト教(カトリック教)の総本山である点です。また、面積はわずか0.44平方キロメートル(皇居の1/3)、人口も約800人しかいません。さらに、ローマ法王が立法、行政、司法の全権を行使しています。また、国防はスイス衛兵と市国警察が担っている点です。これらのユニークな世界最小のミニ国家として存続出来るのは、やはりカトリック教の総本山としての位置付けだと考えます。
ここからは、実際に訪問して感じた点、参考書籍を報告します。
・本当に小さな国であった
世界最小というだけあって小さいことは予想していたが、ここまで小さいは思いませんでした。場所もローマ市内の中心部にあります。メトロで降りて案内板に沿って歩いて行くと、ある一角だけ高い壁で囲われており、それがバチカン市国だということが分かりました。荷物検査等を受けた後、サン・ピエトロ教会と広場に入国することが出来ます。教会内は、本当に歴史と品格のある装飾品が溢れており、厳格な雰囲気に満ちておりました。ここにミケランジェロの代表作であるピエタ像あります。
これだけ小さいにも関わらず、国家として存続し続けているのは、バチカン市国が世界にとって必要とされる国家であるためだと考えます。その意味で、キリスト教という宗教が世界に与える影響力を感じることが出来ました。
ということで、キリスト教やバチカン市国の勉強が出来ておらず、単なる感想文になってしまいました。ここからは、少しでもバチカン市国に興味を持ってもらえたらと考え、参考書籍を紹介します。
ご存知の方は多いと思いますが、ダン・ブラウン著『天使と悪魔』です。舞台はバチカン市国とローマで、ある者に反物質が奪われ、バチカン市国に爆弾を仕掛けられた。しかもちょうどその時、新法王を選出するコンクラーベの真最中。そんな条件下でいかにして犯人を見つけ出し、いかに爆発を防ぐか、バチカン市国を中心に繰り広げられます。映画ではトムハンクスが主人公を演じ、実際のバチカン市国・ローマを舞台に繰り広げられるので、迫力もあるし、旅行の際も面白さが一段と増します。
さらに脱線しますが、もし読んでいなければ、下記ダン・ブラウン氏の著書も参考にして下さい。
・『ダ・ヴィンチ・コード』:ルーブル美術館での殺人事件をきっかけにした、キリスト教の秘密に迫った著書。映画も公開済み。(フランスに留学中の人は読みでなければ是非)
・『ロスト・シンボル』:世界を裏で牛耳るとされるフリーメーソンのタブーに迫った著書。アメリカ建国とフリーメーソンの関係などを赤裸々に書かれています(アメリカに留学中の人は読んでなければ是非)
・『インフェルノ』:イタリアのフィレンチェにあるダンテのデスマスクから物語が始まり、タブーとされる過剰な人口増加問題を防ぐために、ある者が生物兵器をイスタンブールの地下宮殿に仕掛けられる。そのテロを防ぐべく、主人公が世界を舞台に駆け回る、そして驚愕する結末が待っています。今年10月公開予定(僕としては、ダン・ブラウン氏の著書の中で最も面白いと思った著書です)
ということで、後半はおすすめ書籍の紹介になってしまいましたが、バチカン市国は、ローマ市内にあり、数時間もあれば見学出来る国家なので、ぜひ機会があれば事前に勉強した上で、行ってみて下さい!
次の世界のセレブが集うミニ国家、『モナコ』を予定しています。お楽しみに!
No comments:
Post a Comment