Monday, September 12, 2016

ミニ国家 in ヨーロッパ ①アンドラ公国

Hola!! IE Business School に留学しております放蕩者です。

本人のやる気と、履修の関係で未だ授業始まっていませんので、学校生活について報告が出来ません(What a day!)。その代わりに、個人的に興味のあるヨーロッパに点在しているミニ国家について、実際に旅行して感じた点も含め報告します。

そもそもミニ国家とは、規模の非常に小さい国家のこと。国連の1967年の年次報告では、「面積、人口、人的・経済的資源において例外的に小さい実在体」と表現されています(出典:wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/ミニ国家)。

ヨーロッパには、アンドラ、モナコ、バチカン、マルタ、サンマルノ、リヒテンシュタインなどがあります。

皆さん、ミニ国家がなぜ存続できるのか不思議じゃないですか?

そうなんです!!

ミニ国家は存続するために、実にユニークな国家戦略をしています。だから面白い!!

そこで今回は、スペインとフランスの国境(プレネー山脈の山中)にある『アンドラ公国』について紹介します。

アンドラ公国 概要(出典:外務省基本データ)


一般情報 
 ・面積:468平方キロメートル(参考:横浜市437平方キロメートル)
 ・人口:71,732人(2015年,アンドラ統計局,推定値)
 ・歴史:1993年に住民投票を行い、国家として独立

 ②政治体制
 ・政体:共同元首を擁する議会制
 ・共同元首:フランス大統領・ウルヘル司教(在スペイン)

 ③外交・国防

 ・軍隊は保持しておらず、国防がフランスとスペインに委ねている

 ④経済

  ・主要産業:観光業・サービス業・流通産業
  ・一人当たりGDP345,786ユーロ(2014年:アンドラ統計局)
  経済概要:主要な経済パートナーはEUであり,財政収入の大部分を輸入関税に頼っている。政府は基幹産業である観光業及びサービス業の振興に継続して努力している。タックス・ヘブンであったが,20121月から直接税を導入

 何と言ってもこの国のユニークな点は、元首をフランス大統領とスペインのウルヘル司教の二頭制である点です。小さくても国家だから、自国から元首を選出したいと考えてしまいますが、そこを他国に任せてしまう。一方、国防を任せたり、経済活動の重要なパートナーとしてしまう点が、実にユニークだと考えます。また、地理的にもスペインとフランスの国境沿いということで、両国にとってのタックス・ヘブンになっています。

ここからは、実際に訪問して感じたことも含め報告します。

  買い物天国
無税ではないですが、スペインやフランスに比べてやはりかなり安く色々なものが購入することが出来ます。そのため、多くの欧州人が買い物しに来ていました。僕もそんなに安いならと思っていましたが、税金分だけ安いですが、そこまで安くなかった印象です。




  欧州人にとってのリゾート地
地理的にピレネー山脈の山中(標高約1,0002,400m)ということもあり、夏は避暑地として、冬はウインタースポーツの地としてのリゾート地でした。僕が訪問した時も、多くのトレッキングを楽しむ人や、ツーリング(ツールドフランス2016の舞台にもなった)を楽しむ多くの人々がいました。







  アンドラ公国の人々
国家として観光業がメイン収入のためか本当に観光客に対して親切であった。町中にWi-Fiや案内所を設置してあり、すごく観光客にとって過ごしやすかったです。特に感動したのは、街中で困っていると現地の人から話しかけてくれたり、必要な情報を積極的に発信してくれ、ある意味で旅行者に対してのおもてなしがしっかりしていると感じました。




以上より、ミニ国家であるアンドラ公国のユニークな国家戦略としては、スペインとフランスに挟まれた立場(地理的・政治的)をうまく利用して、両国にとって必要なモノ(買い物)・サービス(観光リゾート地)を提供することで、実に賢く存続しているミニ国家であると思いました。

アンドラ公国は、バルセロナからバスで数時間ですので、ぜひ機会があれば買い物・遊びに行ってみて下さい!


次のミニ国家は、バチカン市国を予定しています。お楽しみに!



次の記事:ミニ国家 in ヨーロッパ ②バチカン市国 を読む

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